食品添加物は百害あって一利なし

これは個人的な感想ですが、食事に対して「おいしい」と感じる若い世代が減ってきているのではないかと思うことがあります。

味覚がおかしくなったり、「おいしい」と感じなくなったりした際に、よく亜鉛不足を指摘する向きがあります。

味覚は、舌の表面やのどの奥に備わっている味雷によって知覚されます。

味雷はいくつかの味細胞が集まったもので、この味細胞を通じて人間は味を感じています。

この味細胞が生まれ変わっていくために必要な材料が亜鉛で、その不足によって味覚障害が起こることはよくある話です。

ただし、亜鉛はそれほど希少なものではなく、魚介類にたくさん含まれています。

そのほかにも牛肉や豚肉、大豆など、かなり広範の食品に含まれ、私たちがごくふつうの食事をしているかぎり、味覚障害が起こるほど不足する栄養素とはいえません。

実は、ここで問題にしなければならないのは、加工食品に含まれているポリリン酸などの食品添加物だと思います。

加工食品は防腐効果や色みなどの保持のために、さまざまな食品添加物が使われています。

そのうちのひとつ、ポリリン酸は、亜鈴の吸収を妨げる副作用を持っているのです。

加工食品の例としては、 ハムやベーコン、ソーセージ(魚肉ソーセージも―)やスライスチーズ(ナチュラルチーズはOK)、ちくわやかまぼこ、はんぺんなどがあります。

私が以前勤めていた会社で食事指導を受けていた人の中で、自分で料理をつくるような前向きな気持ちを持っている人はなかなかいませんでした。

食事といえば、いきおい出来合いのお弁当やラーメン、カレーライスといった外食になりがちです。

外食チェーンの食材にはやはり添加物が加えられていることが多いのですが、もともと亜鉛が足うないところに、ポリリン酸やフィチン酸によってさらに吸収を阻害されているケースが多いのではないかと思います。

食事指導を受けている人ほどには加工食品や外食に頼っていない、 一般のビジネスマンの中にも、私は、似たような理由によって亜鉛不足を起こしている人が少なくないのではないかと推察します。

つまり、ポソリン酸などの食品添加物によって、食べているはずの亜鉛が体内に吸収されていないということです。

若者世代を中心に、食事をしていても何となくおいしそうな顔をしていない人が増えていると感じるのも、このあたりに理由があるのではないかとも考えます。

解決策としては、第一に加工食品をできるだけ食べないようにすること、第二には亜鉛を多めにとるように気をつけることです。

亜鉛を多く含む食品は、牡蠣、シジミ、うなぎ、牛肉、チーズ、 レバー、卵黄、大豆、納豆などです。

思い出していただきたいのですが、子どものころに、いろいろな料理をはじめて食べたとき、「おいしい」とか「まずい」とか強烈に感じなかったでしょうか。

たとえば、私の知う合いの男性は、小学生低学年ではじめておそば屋さんのかつ丼を食べたときのえもいわれぬおいしさを、いまも鮮烈な思い出として記憶しています。

それが彼にとってのおいしいの基準となり、おいしい料理を食べるときは、子ども時代にはじめてかつ丼を食べたときのおいしいという記憶がよみがえり、いべられるといいます。

おいしく食べることができれば、身体の栄養の消化吸収もよくなりす。「おいしい」という実感をとり戻すためにも、亜鉛を多めにとりい食事を少しずつ増やしていただきたいものです。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*